「走れメロス」のラストを改変(^ ^)
メロスが広場に着いた時 🌞は既に沈み 身代わりとして縛り首になったセリヌンティウスの骸が風に揺れていた。
「友よ。すまない。最善は尽くしたのだが・・・」
メロスは両膝を地面に落として慟哭した。その時、2人の刑吏の足音が近づき、一人が短剣とディオニス王からの手紙をメロスに差し出した。
「どうじゃ、ワシの言ったことが正しかっただろう。信じる者は足をすくわれるのじゃ。短剣は返す。好きに使うがよいぞ」
メロスは瞑目すると走る途中で服を脱ぎ捨てたために顕となった腹に短剣の切っ先をあて、力を込めて突っ込んだ。その瞬間、🌞は瞼の裏に再び現れた。
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