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2019年2月 6日 (水)

陽炎(84)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 タイトルを「情報通信と交通」とし、サブタイトルは「代替か補完か」と決めたら、次は構成である。まず通信技術と交通を第一章として鉄道の駅間での通信や船舶と灯台というところから始め、無線と船舶・航空機、さらに人工衛星との関係、インターネットの登場という具合に様々な文献を引用して書き進めるのである。最後のインターネットこそがこの本の底流となっていくようにした。

 第二章は運賃決済における通信技術だが、これは航空におけるチケットレス化や交通系のICカードである。ゼミの学生のレポートでもこれらはいくつも取り上げられていて、そこから私鉄の経営多角化に伴う流通での支払いともからめ、さらにはビッグデータにも言及することにした。

 第三章がネット時代の物流で、これは通信販売やネットを活用した日常生活での買い物である。外出が難しい人にも有用というところであるが、高齢者と交通の問題ともからめる必要があった。ネットでの買い物が増えると実際の店舗がどうなるのかはこの先問題になりそうである。

 第四章のバーチャル観光は、時間や金の問題で観光に行けない人だけでなく、高齢者で実際に足を運ぶのが難しいというケースでも代用となるのではないかと書くつもりであるが、やはり通信があって実際の交通行動にもつながるという側面にも触れることにした。以前に発表したものにその後の状況に応じて加筆訂正である。

 第五章のテレワークと交通行動ということで、在宅勤務やサテライトオフィスと通勤の関係、さらには出張旅行の動向にも触れようと考えた。研究所時代は頻繁に出張したが、それらも通信によって代用が進んでいるのは峰岸や深井から「以前に比べて出向くのは減った」と聞いたこからである。

 大学の紀要にはオーストラリアでの経験を元に「訪日観光客増加への課題」ということで災害時の情報提供の問題を軸に書き連ねた。それからJS航空での体験は大学のホームページ、さらに運輸専門誌のエッセイにも入れた。JSは関西・ケアンズと関西・ブリスベン・シドニーでオーストラリアとの連絡を増やした。

 日本のエアラインにも大きな変化があった。J航空は会社再生の一環で吸収したD航空のダグラス系機材を整理してボーイングに統一した。新規参入の一番手だった。S航空はエアバスの380を導入するというアグレッシブな計画を立てたが、経営悪化で断念した。関西から北海道や沖縄への路線を設定するなど拡大一方だったが、足踏みである。

 

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