« 更地になって | トップページ | マァいろいろと… »

2019年1月30日 (水)

陽炎(72)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 物流学会は関東で行われたが、陳が中国の鉄道貨物について報告するということで顔を出した。コメンテーターは深井にお願いした。彼はこのところシベリア鉄道がらみの調査で中国だけでなく、ロシアの専門も深めていた。交通学会のほうはR大学で琵琶湖の近くのキャンパスなので出席した。運輸専門誌にはイギリスの鉄道最新事情というエッセイを出す約束をしていたが、さらに「海外の鉄道貨物輸送の動向」という特集でイギリスをやってほしいと打診された。

 王さんは神戸の大学院に合格した。彼女には関西部会のほうで中国のエアラインの動向を発表してもらう予定だが、それは大学院に入ってからになる見込みだった。大学の広報としては学部のうちにやってもらいたいところであるものの、やはり院生や実務家でないと無理だった。

 十一月になって一・二年生のゼミを大学近くの阪急電鉄正雀工場の見学にした。産業観光として工場の見学会をあちこちでやるようになっていて鉄道車両の整備もその一環である。電車の車体と足回りが分けられて検査されている様子や昔の車両の保存展示など、気分転換には有効だった。昔はチョコレート色だけだったのが、屋根の部分が白く塗られた車両が増えた。それは以前は京都線の特急だけである。春に開通した阪神なんば線は神戸と奈良を乗り換えなしで結ぶが、その車両は黄色と黒を織り交ぜたもので、特急・急行の赤胴、普通の青胴という阪神カラーのイメージを壊すのに十分だった

 広報ではイギリスへの短期留学の体験談がホームページに掲載された。私が写したロンドン・マンチェスターの列車や滞在先のキャンパスやドミトリー、さらにはロンドンの観光ではロンドンアイから見下ろしたテムズ川やウォータールーの駅などを入れてもらった。運輸専門誌に投稿したエッセイにはマンチェスターへの列車の他に貨物列車やロンドン近郊の通勤列車も加えた。

 国際交流委員会では次の年に向けて英・仏・米・豪州・中国への短期留学の募集計画を立てた。年末に説明会を開くための資料作成をしたが、説明会に参加した学生は十名そこそこである。リーマンショックの影響は大きく、せいぜい中国というところだった。上海では万博があるので、それを見に行くというのもあるかなと思った。中国に同行するのは中国経済を担当する中国人の教員だった。私は豪州に希望者が出たら同行となったが、誰もいなかった。

|

« 更地になって | トップページ | マァいろいろと… »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 更地になって | トップページ | マァいろいろと… »