« 今年も梅が | トップページ | いつの間にか »

2019年1月19日 (土)

陽炎(50)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 交通学会は大阪・京都・奈良の境界にあるD大学が会場だった。大阪環状線の京橋で乗り換え、かつて片町線と言われた路線でアクセスした。途中で電車がディーゼルカーになるのが、全て電化され、大阪市内の地下を掘り進めて尼崎につないで福知山線へと連なる大動脈に変わった。

 通信販売と宅配業界の関わりについてはまずまずの評価をもらえた。ここから小売の宅配となると買い物代行行になるのか宅配便業界になるのかその境界については今後の推移を見守る必要があるという指摘も会場から得た。学会ではローカル鉄道の維持や交通需要マネジメント、そしてエアラインに関する状況などが人気のあるテーマだった。

 交通需要マネジメントは大都市部での自動車交通抑制のことである。ロンドンでは中心部から五キロ以内に入る場合、一日あたり5ポンド、1000円相当を支払って納付済みのステッカーを貼るというシステムだった。イギリスでは既に監視カメラが普及しており、ステッカーを貼らずにエリア内に立ち入ると罰金である。

 シンガポールの場合はゲートを設けていた。ここを通過しないと都心に入れない地形のためである。東京や大阪では山手線や大阪環状線の内側が入場料徴収エリアと考えられるが、あまりにゲートとなる場所が多く、ロンドン方式が現実的という感想が多かった。私の家はマイカーを持たず、徒歩圏内に保育所やスーパーがあるという環境である。

 懇親会では母校の先生からエアラインについての論稿の話もした。経営・法律といった視点で「学際的」なものとしたのだが、交通分野は理工系の部分も多く、工学的な視点も必要になるだろうという話になった。実際、交通学会の主流は今のところ経済学だが、少しずつ工学部が増えていた。

 情報通信と交通ということについても話をした。ネット時代になって交通がどうなるのか、自宅勤務による通勤需要の減少、テレビ会議やネットでのやり取りによる出張行動と旅費の削減、バーチャル観光となると現地に足を運ぶのか運ばずに済ませるのか、とりあえずは次のための布石も打った。

 学会が終わった次の週に入試委員長をしている先生から「私は今年で定年なので剣道部長を引き受けてもらえないか」と頼まれた。この先生は剣道七段で府の連盟顧問も引き受けていた。特に稽古を共にする必要はないので、新入生歓迎や卒業生追い出し会、OB会との交流だけでよいということだった。指導監督はOBの師範がいてその人も七段である。

|

« 今年も梅が | トップページ | いつの間にか »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 今年も梅が | トップページ | いつの間にか »