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2019年1月19日 (土)

陽炎(49)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 六年目の学務は入試委員会と学生委員会で入試は推薦の合否判定、学生のほうは最初の二年と同じクラブ・サークル担当で、今度は主査になった。副査は新任の体育科教員である。前任は母校へ栄転し、その後輩という形だった。少しずつ責任が重くなる一方、博士取得に向けての準備でも単位取得のために母校の論文集にも一本書くことが決まった。

 ネットを活用した流通の新しいトレンドとは別に書くのは観光を意識してエアライン経営統合である。日本の航空法には外資規制があって自動車メーカーのように外国人を代表にできないこと、外国人役員や株式の外国人所有割合は三分の一という規制があることを踏まえて「日本における航空規制緩和の展開」というテーマを選んだ。

 博士論文の前段階としてのネット通販と宅配便業界の交通学会へのプロポーザルは受け入れてもらえた。出前授業は付属中と高校の他に始めて地元の公立中一校に「物を運ぶ仕事」というテーマで講演した。大阪港コンテナのワーキングが終わって学外の活動は一段落したが、土日も仕事に追われるのは研究所時代と大差なかった。

 ゼミ生の就職も頭の痛い問題だった。運動部では野球部二人、剣道部二人が四年生でみんな実業団に入りたいと希望した。野球は地元のOガスに投手として、そしてN社の野球部に内野手として一人入った。ガスのほうは五年ぶり、N社は十三年ぶりだそうである。剣道の二人はFエクスプレスと引越しのA社に決まった。いずれはN社にも引き受けてもらいたいし、そうなると部を引退して会社に残ってもやっていけるように鍛えないといけなかった。

 物流学会は翌年、福岡にあるN学園大学で行われることとなり、統一テーマで「地方における物流インフラ」という話になった。どういうわけか私に開港が三年後に迫った新しい北九州空港と福岡空港の関係ということで発表するようにという話が来た。北九州市と福岡市は何かにつけてインフラ整備の競争をしていて、博多港と北九州港もそうである。港については神戸の先生、空港が私、どうやら地元の先生が話すと波風がたつというのが他のエリアに振り分けた理由のようだった。この準備もするとなると博士論文プラスで平成十六年度の忙しさは確実にアップである。

 

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