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2019年1月23日 (水)

陽炎(58)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 八年目になって学務は広報・学生ともに前年に引き続きとなった。学生委員会はクラブ・サークルから奨学金に異動である。奨学金は日本育英会と大学独自のものの二つを審議するものだった。育英会の無利子のハードルは極めて高く、大学独自は無利子であるものの、各学部で二人という狭き門である。

 広報では山田の面抜き胴の写真を広告として電車のドア際や雑誌に出すこととなったが、ゼッケンは大学名の部分から下をカットした画像に加工することになった。下の部分はオープンキャンパスや入試の日程、学部紹介のスペースにするということだった。山田は二年生のゼミは別の教員に割り当てられた。

 三年ゼミには野球部のエースが入った。ドラフトされるかもしれない有望株だが、社会人ということも念頭におき、運輸関係の企業に行ってもいいようにという監督や本人の希望だった。N社はもちろんJRでもいいように私のゼミで運輸関係の知識を仕込むことにした。彼を含めた新しいゼミ生は23人である。

 一・二年のゼミで初めて学外の見学というのも試みた。大学から近いJRのコンテナ貨物駅見学である。これは物流学会の関西部会理事という肩書きがものを言った。コンテナの積み下ろし作業を見て何を感じたかわからないが、もっと早くやってみてもよかったかなと思ったりした。

 出前授業は付属校がほとんどだが、公立中学一校に出向くこともあった。「ものを運ぶ仕事」では宅配便に加えて外国からの輸入品の話もした。付属高校となると観光の話だが、これは学会の予行である。まずネットで観光地に行きたい気持ちを奮い立たせて実際に行く、しかし行けない場合の代替というのもあるのだというところである。

 古巣からの委員会就任の要請を久々に受けた。新名神高速道路からみのものである。リーダーは峰岸だった。彼と深井は研究主査に昇格して完全に中堅となっていた。東名高速も新東名の工事が行われていて速度規制の緩和などが俎上にのぼっていたが、安全という規制は警察が強く主張していた。

 妻と子を連れて奈良に行ったら偶然、研究所の先輩に出くわした。今年の物流学会はR経済大学でやるが、来年は奈良でやるのはどうかと打診されていると言った。その先にO産業大でやるということも持ちかけられたが、それ以上踏み込んだ話はしなかった。交通のほうを聴いてみたが、福岡に出向く予定はないということである。

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