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2018年11月 8日 (木)

十六歳・七転八倒(7)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 十代男子はY高校10人、Y商工が7人で、N学園9人、Y大学6人、そして刑務官が一人の33人によるトーナメントとなった。岡野と商工の一年生が一試合多いヤマとなった。岡野が面で一本勝ちしてY大学の一年生と戦うことになった。清二が対戦した先輩は二十代の部に移っていた。

 清二は次の試合で刑務官と対戦した。攻め崩すことができず、延長に入る寸前に小手抜き面を浴びてしまった。白川が面と小手、村井が面一本で勝ち進んだので自分のふがいなさが悔しかった。志村はN学園の者を相手に面返し胴で先行したが面で追いつかれ、延長で小手を取られた。

 山田は面で二本勝ち、弘中は面返し胴と出小手、野村も小手から胴への変化と小手返し面の二本勝ちだった。末次は合い面で勝ったのと面返し胴、杉原も面と小手で二本勝ちである。岡野とY大学生の試合は岡野が攻められて左脇が甘くなったところを逆胴に切られた。打った後、相手は岡野ににじり寄って残心を示した。

 白川と村井の対決は延長までもつれて面で白川が勝利した。山田の二戦目は面と小手の二本勝ち、弘中は野村につばぜり合いからの引き逆胴での一本勝ちである。末次は面返し胴と出小手で二本勝ち、杉原の二戦目は一本も取れずに負けた。そして刑務官がY大学の学生を面二本で倒した。

 山田と広中の対決は山田が広中とのつばぜり合いから引き胴を決めた。高校生以上になると引き胴に旗が上がるケースが減っていたが、文句のない当たりだった。さらに合い面勝負でも山田に旗が上がった。末次も面返し胴と合い面勝負に勝ってベスト4入りである。

 刑務官は白川を面一本で退け、N学園のキャプテンを面と小手で押さえて決勝に進んだ。山田と末次の準決勝は山田の出小手が開始そうそうに炸裂し、試合終盤に末次が面に出たところを返し胴で決めた。決勝が始まるときには他のコートの試合は終わっていて、注目を集める形となった。

 刑務官は面と小手・面を織り交ぜる戦い方だった。胴は大学生のときの一本だけ、しかし何が起きるのかは不明である。山田は時折胴技を出したが、不十分だった。延長に突入して一分、つばぜり合いの状態から山田が崩しにかかって引き胴、不十分とみるや前に出て小手を放ったのがヒットして勝負がついた。

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