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2018年11月13日 (火)

十六歳・七転八倒(13)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 春の市民大会は小中学生の試合の手伝いをして午後から十代男子の部に出場した。Y高校は12人 Y商工が13人 Y大学が10人、消防士が一人で36人がエントリーした。副顧問は二十代男子に出場である。

「兄貴どうしていか」

 Y大学の工学部に入った品川が清二に声をかけた。剣道部にも入って清二といきなり対戦することになった。

「39の竹刀で素振りだけしてますよ」と清二は答えた。

 弘中で小手で一本勝ちした。白川も面で一本勝ち、品川と清二の試合も互いになかなか有効が決まらなかった。品川に面帰し胴を浴びて旗が一本だけ上がったが、終了が近づいたところで品川の小手を清二が面に抜いて勝ち抜いた。

 副顧問は清二が対戦した刑務官と一回戦で当たった。互いに面一本ずつで延長に入り、刑務官が小手で勝った。

 山県は商工の二年生と戦った。上段からの面はまだ力不足で、つばぜり合いになってから引き胴を決められた。末次は面と小手でストレート勝ち、山田と同様である。

 村井と野村の相手はY大学の一年生だった。二人とも小手から胴への技で先手をとり、村井は小手返し面、野村は面返し胴でストレート勝ちである。世良は引き面を取ってから、面返し胴を決めた。

 青木の試合は面と小手を奪われてのストレート負けだった。杉原はまず面返し胴を取り、つばぜり合いからの引き面を食らったが、最後は小手返し面で突き放した。

 岡野が二人勝ち残りとの試合に臨んだが面二本まけを喫した。それから弘中と白川の対決となって白川が面を奪った。弘中が得意な返し胴はワンテンポ遅れていた。

 清二の二戦目の相手は岡野を倒した商工の一年生だったが、出小手で一本勝ちした。もっと早く決着できるはずだが、有効にならなかったのが何本もあった。末次は二回戦も面で一本勝ちを納めた。

 山田の二戦目は出鼻面をいきなり奪い、二本目も相手の手元が浮いたところを抜き胴で沈めた。村井と野村は互いに面返し胴を一本ずつ、最後は会い面勝負で村井に旗が上がった。

 世良は二戦目も面と小手のストレート勝ち、杉原は面で一本負けしてベスト8に残ったのは六人である。

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