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2018年11月21日 (水)

青春の旅立ち(8)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 二人目は全く初対面で立会いを見られる順番ではなかった。初太刀は互いに面を打って出て左面を同時にこすった。振り向いて相手が小手に来たのを小手・面に返した。それから清二は剣先を沈めて間合いに入り、面を誘った。相手が面に乗ってきたので胴を抜き、快音が響いた。それから清二が面に打って出たのを相手が小手に来て「やめ」となった。

 実技の発表は1番から5番まで全員合格した。清二は剣道形の打太刀を割り当てられた。垂れだけ残して審査員の前で三組ずつやるのだが、緊張感は実技よりもこちらのほうが大きかった。最終結果が発表されて形では不合格は出なかった。

「女の子と立ち会ってどうでしたかぁ」

 役目を終えた野村が声をかけてきた。

「まぁ、何も考えずに・・・だったけど。胴抜かれたのがまぁ」

「でもあれで相手の子通ったんだから」

「じゃあ、いいかな」

「春休みには稽古できそう」

「非番のときに行けたらね。あと試合がひとつある」

 その試合は西日本エリアの実業団チームの大会の選手を決めるためのものだった。とりあえず先鋒に入れるのかどうかというところである。

 ということでにします 

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