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2018年11月20日 (火)

青春の旅立ち(6)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 赤崎は二回戦で敗退した。清二と村松の試合は互いに有効がなかなか決まらなかった。村松の左わき腹が時々甘くなったので切り込んだが一本にはならず、延長に入る直前に清二が捨て身で面に行ったところを見事に胴を抜かれた。打ち急いだのがいけないが、村松の実力が岩本と互角なのを感じた。

 岩本は勝ち進み、野村は二回戦も面返し胴を決め手勝った。相手はY大学の二年生である。こちらも力は確実にアップしている。決勝であたったらどうなっているだろうかと清二は思った。伊藤も勝ち進んで次の相手は野村である。

 二十代では品川と晋一がベスト8に残っていた。刑務所・消防・電力の人たちは刑務官だけがベスト8で、あとは学生だった。村松は準々決勝も勝ち抜いた。岩本もベスト4に上がり、野村と伊藤の戦いになった。

 試合は伊藤が終始しかけて野村がしのぐ展開になった。伊藤が野村に中心を取られているのはわかっているはずだが、こじ開けようと夢中になっているのが見て取れた。疲れを感じて間合いを遠くして少し休んだところに野村が間を詰めた。手元をあげて面を防ごうとした瞬間、伊藤のつけた溜塗りの胴が甲高い音をたてた。

 品川と晋一がベスト4をかけた勝負は晋一が小手を決めて決着した。村松も面一本で決勝に進み、岩本と野村が竹刀を交えた。先行したのは野村で、岩本が立ち上がりにいきなり面に行ったのを胴に返した。岩本は小手・面を繰り出し、つばぜり合いから引き胴を放って追いついた。

 延長にもつれた勝負は岩本が面に行くと見せて小手に変化し、返し胴にしとめようとした野村の右手首を切った。二十代の部では晋一とY大学のキャプテンが戦い、面一本ずつからキャプテンが出小手で取った。

 岩本と村松による決勝は岩本が突きから胴に切り込んで決まった。突くと見せて手元を浮かせたのが功を奏した。

 翌月に行われた新人戦の県予選は岩本と村松が個人、団体は伊藤・赤碕・村松・井上・岩本というメンバーでスタンバイが杉山と沿道である。岩本が地方大会に進んだが、団体は初戦で散った。岩本は地方大会で一回戦を突破したが、二回戦の壁は厚かった。

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