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2018年11月28日 (水)

青春の彷徨(6)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 国土交通大臣杯は東京で行われ、メンバーは二泊の日程で上京した。運輸関係だけでなく、建設も含めて200ものチームがエントリーし、東京武道館の七つのコートすべてが使われた。建物が武道館なのか芸術作品なのかなんともいえない印象を受けた。最寄駅から400mほど歩くのはウォーミングアップにもなった。

 初戦の相手はA空輸である。新幹線と空のライバル関係だが、清二の利用は新幹線だった。相手のお揃いの胴も青である。先鋒は抜き胴で先手を取ったが、終了間際に胴を抜かれて引き分けた。清二は面返し胴で先行し、面を取りに行って胴に返されたが、相手が面勝負に来たのを胴に返して白星ひとつとした。

 中堅と副将が面一本ずつで勝ち、勝敗の決まった大将が個人的に勝負をして面返し胴を二本取られた。次の相手はO電鉄、こちらはお揃いの胴ではなかった。先鋒は面と小手を決め、清二の相手はオーソドックスな黒胴で面一本で勝った。中堅が面返し胴を二本決めてチームは三戦目へ進出である。

 E社と向き合い、一同は闘志を燃やした。相手はコーポレートカラーの緑色の胴である。先鋒は面返し胴失敗の面と胴に切り込もうとした小手で敗れた。清二は無我夢中で小手から胴に切り込んで先手を取ったが、二本目の面で勝負したところを胴に返されて引き分けた。そのあと中堅と副将が敗れて涙を飲んだ。

 秋の市民大会は初戦でY大学に交換留学で来たイギリス人とあたった。身長差のある相手だが清二は冷静に相手の動きを見て小手を二本入れた。野村は新体制で副将となった。交通経済のゼミで就職も運輸関係を考えていると言っていた。彼も最初の試合は面返し胴と小手返し面で突破した。

 清二は二回戦は面一本、三回戦は面返し胴一本勝ちで決勝に進んだ。野村は面返し胴と出小手で二戦目を勝ち抜いたが、三戦目の刑務官に胴を決めたものの、小手と面で逆転負けを喫した。この刑務官は清二が春に対戦して勝った相手である。試合は延長までもつれ、清二が面勝負に出たところを小手で仕留められた。

 品川と晋一は秋の大会には出ていなかった。十代の部では岩本が出場し、Y大教育学部に入った杉山も出た。二人とも商工の生徒と戦い、岩本は勝ったが、杉山は敗れた。岩本は準決勝でN学園の者に破れ、彼が優勝を手にした。岩本は四月生まれなので春の市民大会からは二十代の部である。

 

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