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2016年4月26日 (火)

Our generation(49)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

「東京班これより出発いたします」

 人事部長室で課長・係長・ヒロは整列した。部長が「道中気をつけて。いい学生を見つけてください」と応じた。ヒロは二人の後に続いてエレベーターで地下に降りて福岡空港に向かう地下鉄に乗った。偶然なのか車両は西唐津からのものである。

 入社四年目にヒロは本社の人事部に異動した。新卒採用に関しては最初の年は高校生、二年目は大卒以上から担当である。五月半ばのエントリー締め切り、その中でネット上での適性テストも加味して選んだ学生を福岡・北九州・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島の他、大阪と東京でも会場を設けて「説明会」という名の集団面接を六月下旬に設定した。

 最初に福岡と長崎があり、福岡は二日間だが、二日目は長崎の担当が入って福岡組は東京である。そのあと、北九州と熊本で北九州は山口・広島も含んだ。この時ヒロは熊本行きである。四日目が大阪と大分でヒロは大阪班、五日目が宮崎と鹿児島でヒロは宮崎である。東京と宮崎には飛行機で出向くことになった。

 東京への移動は前日の夜に上京して会議室を借りたEホテルに一泊である。飛行機は十八時三十分発のA空輸だった。今日は朝九時半、午後一時、午後三時から一時間ずつの集団面接をこなした。学生の自己紹介のあと、ヒロも入社三年かんんの業務について四つのグループ全ての前で話した。福岡では二十四グループで合計140人、東京は午前十時からと午後一時半から二グループずつの合計23人の予定である。

 一日目の福岡は72人の予定が二人辞退した。二人とも九州の出身ではなく、地元のほうを選ぶということのようだった。「説明会」の後、役員による最終面接に残る者を決めることになるが、会った限りでは九割に次の通知を出して他社との競合に備える感じである。中国語や韓国語をやっていた。機械・土木・電気を専攻した。野球・剣道などの運動系。北九州会場ではQ国際大学の野球部員5人を呼んでいた。Q国際大学自体は、学歴的には・・・であるが、野球部は神宮大会にも出ている競合で、会社の野球部に丁重に迎えるという方針である。北九州会場は午前・午後合わせて五グループの35人だった。

 飛行機は787で真ん中の三人がけに並んで座った。左に課長、右に係長とはさまれる形である。天気は福岡・東京ともに曇りだった。羽田で少し遅い夕食をしてモノレールで浜松町、JRの水道橋で降りて駅から歩いて五分のEホテルに着いたのは午後十時過ぎになっていた。

 

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