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2016年4月27日 (水)

Our generation(50)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 部屋はシングル、朝食はビュッフェ形式である。出張旅費で航空券と宿は旅行事業部の東京パックを利用した。空港とホテルの移動はオプションの2日券だと元は取れないので精算、会議室利用も同様である。ヒロたち三人に加えて東京事務所のスタッフ一人が加わった。会場の机と椅子はホテルのスタッフにセットしてもらい、ヒロはやってきた学生を二つのグループに割り振る役目である。座席はすでに指定されていた。

 午前の部の予定十二人は全員集まった。まず課長が採用選考の流れを説明した。今回の「説明会」の次に福岡に招いて役員との面談になるということ、その際に成績証明書を持参してほしいということである。続いて五年目社員としてヒロが入社後のキャリアについて語ることとなった。

「平成二十七年入社です。法学部を卒業して鉄道事業部に配属されました。鹿児島中央駅で一年間、改札口やぶらっとホームでの業務を経験し、二年目には新幹線の車掌の業務、三年目には運転士研修を経て、新幹線の運転に関わりました。私と同じように運転を経験したのはあと二人います。商学部の出身で、長崎駅に配属されて二年目に長崎・佐世保を走る「シーサイドライナー」の車掌を経て三年目に「シーサイドライナー」の運転、こちらは去年から船舶事業部、ただし高速船の運転業務には関わっておりません。残り一人は機械工学を専攻して小倉駅に配属、小倉から中津・宇佐にかけての車掌を経て運転士、現在は小倉の車両センターで車両のメンテナンスに関わっています」

 次に係長が自己紹介を兼ねて別のキャリアを紹介した。

「私は平成十九年の入社になります。最初の三年間は旅行事業部、博多駅の窓口でした。ここで旅行業務取り扱い資格を取りました。次の三年間は本社の広報部で宣伝の関係、その次の三年間は熊本駅の副駅長として駅の営業に関する業務、それからA空輸に出向して東京勤務、旅客営業本部で航空業界のビジネスを垣間見させていただきました。理科系はおおむね専門分野に沿ったコースを歩みますが、文科系は幅広く移動するという状況になっています」

 あとで学生に質問させるためにわざと触れないで置いたものがあった。それから係長とヒロは別々のテーブルについた。係長は東京のスタッフ、ヒロは課長と同じテーブルである。六人の学生は一人だけ女子であとは全員男子、紺かグレーの地味なスーツにストライプ系のネクタイといういでたちである。まず課長から一人ひとり自己紹介をするように求めた。

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