Our generation(48)
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中学生の部には小額六年生三人も居残りで加わった。ヒロは基本稽古の指揮をするように言われて元側の最上席に固定して立つことになった。切り返し、正面うち、小手・面まではどこも同じだが、その先は各地で違っていた。攻め込まれて右脇をあけて胴と左脇をあけた胴の二種類である。それは小学生も同じで、左側は刀の鞘ごと切る強い打ちが必要だった。レフトサイドへの攻撃は変なよけ方をする相手には有効である。
つばぜり合いからの技は面・小手・胴の三種類、それから小手に対する技、面に対する技である。小手も面も本気で打つようにと注意した。そして試合稽古に入った。中二のチョット太めの男子には胴を抜こうとして逆に鋭い小手を決められた。明日の運転に差し支えないかと思うほどの強いあたりである。
公務員や大学生同士の地稽古は手首を痛めたということで見るだけにした。大学生は二人とも国立のk大学である。どちらも四段を受けるということになっていた。公務員の二人は算段と四段だが、まだ審査までには時間があった。
「来年の三月は大丈夫ですか」
ヒロは改めて尋ねられた。
「転勤になるのではないかと思います」
「三年後とですか」
「そうですね。九州の中を」
会社では少年剣道大会を主催していてそれは八月に福岡で行われた。他のJRも同様である。会社の意図では列車を利用してもらってということだが、実際には車に乗り合わせてというケースが大半だった。会場は福岡空港に近い体育館で、ここでは六段以上の審査も行っていた。
※ とりあえず この先の状況も 一ヶ月程度間をおいて 入れていくことにします どういう状況になるかは 推測がかなり
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