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2014年10月31日 (金)

Our generation(35)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 土曜日だけにしていた夜の剣道も涼しくなったので火曜・木曜にもやることにした。午後七時半にM浜中の体育館に行くと小中学生が面を着ける前の稽古をしているところである。小学校一年は新しく入った者も増えて賑やかになっていた。

 父親が剣道経験者ということもあって幼稚園のときから連れられてきた男の子がいた。なんとなく「嫌々連れて来られている」という雰囲気をかもし出していたが、九月に行われた区の大会で父が優勝してから少し変わったように見えた。彼の父は中学・高校でキャプテンを務め、高校卒業後は剣道から離れていた。段は二段で止まっていたが、区の大会では三十歳以上の部で五段の人と決勝を戦って勝ちを納めた。

 中三は一人だけ、私立の推薦を目指すものが来ていたが、他はみんな受験体制である。前の年の中三は六人いて、ヒロの後輩になった者の他は県立のJ高校に二人、私立のM学園、あとの二人は高校の剣道部に入らなかった。うち一人が全国レベルのO高校である。進学クラスということもあって剣道は剣友会で続けることにしていた。大学はどこを目指すのかと先生に言われて東大と答えていた。彼もヒロの母校を受けたが、届かなかった。

 中学一・二年の六人とО高校の者にヒロの八人で面をかぶっての稽古をスタートした。切り返し、正面打ち、小手・面、小手・面・引き胴・小手・面とやって水分補給の時間が取られた。試合稽古はまず先月の区大会で中一の部で優勝した者だった。立ち上がりに中心を制したので向こうは無闇に攻撃してはいけないと悟った。剣先をさぐりあうところから面に飛んできたので胴を抜いた。さっと振り向くと相手は壁近くまで突っ切っていた。

 それから小手に来たのを面に返した。最後は面を受け止めて引き胴を打たせた。そこで交代である。次は中一の女の子でヒロはドンドン打ってくるのを打たせた。面一本やりでくるのをそのまま面、受け止めて引き胴、また面に来たのを抜き胴、そして面を打たれてから引き胴を浴びせるというパターンである。

 三番手は中二の部でベスト八に入った者である。最初の面は左に体を開いて小手に返した。それから竹刀を左肩にかついで相手が面に出たのを胴に切り込んだ。最後は面を打って出て小手を打たれた。

 次にО高校の者と竹刀を抜き合わせると先生から「これが最後」と宣告された。中学時代には安物の防具に少し小さい剣道着と袴だったが、真新しい紺色の剣道着と袴に家紋を入れたワインカラーの胴を着けていた。試合稽古でやるのは初めてなので、ヒロは何とか一撃を加えようと心に決めた。

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