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2014年6月17日 (火)

明日君は陽だまりの中で(28)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 三月の終業式のあと、萩に二泊三日の遠征が行われた。初日は午後に萩に到着して松陰神社参拝、城下町の見学をして短大の寮に泊まった。甘い匂いが漂う建物、トイレは女子用ということでピンク色の便器が使われ、ついつい搾り出しをしてしまった。

 二日目は三つの高校の合同稽古に加わって練習試合をした。英樹は中堅で戦った。N高校は工業と商業に負け、H高校とは代表戦になって松井が面で一本勝ちした。英樹個人は工業の選手に小手から胴に変化する技で一本勝ち、商業の中堅からは引き胴を二本奪い、H高校の者からは面抜き胴を二本取った。

 三日目は山口市のY高校を訪ねた。ここでも練習試合をして英樹は先鋒を務めた。引き胴で先行したものの、小手で引き分けにされた。チームは敗れた。帰りは中国自動車道、北九州有料道路で戻った。

 四月になって新しい一年生が入ってきた。小倉のN中からは24人がK高校に行った。剣道部では福原が来たが、彼もK高校を受けて失敗した一人である。N高校は内部進学が25人、地元の中学から入ったのが55人というところだった。一年生は全員四人部屋だが、二年生の一部は個室となった。英樹は個室の一人である。

 中学のほうは72人入って剣道部には経験者8人、初心者10人と急に増えた。軟式野球もサッカーも中学生は地元のクラブチームでという傾向も影響していた。中学も三学年揃うと三年生はどうするのかが問題になってきた。直方から通っているキャプテンはN高校ではなく県立のK手高校、そのほかK穂、T川に行きたいと希望する者も多かった。これは剣道部だけでなく、N中全般の傾向である。

 ゴールデンウィークの間も英樹は長崎に帰らずにひたすら剣道部の稽古に励んだ。そしてインターハイ予選を迎えた。個人は松井と別の三年生が入り、団体で英樹は先鋒で戦うことになった。校章入りの試合用胴を揃える計画は少し遅れて七月の玉竜旗からである。

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