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2014年6月11日 (水)

明日君は陽だまりの中で(7)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 梅雨空から雨がポツリポツリと落ちている。六月半ばに前期の中間試験があってクラブは一週間休みになった。土曜日に試験が終わるとクラブが再開され、日曜日の朝を迎えた。実家に帰らずに寮に残る者は半分くらいである。

 朝食を済ませた英樹は部屋のある三階へ階段を上るうちに猛烈に大便がしたくなった。「個室」は一番後ろに入った。ズボンを金具にかけてしゃがむと一気に太い塊が出て水の出てくるところから排水口にはみだすように横たわった。

 英樹は夢精防止を始めた。二人が入ってきて前の「個室」のドアが立て続けにしまった。ベルトを外す音に続いて「ボチャッ、ボチャ」という水の撥ねる音が聞こえた。「なあ、小倉駅の前で岩村が女の子とお喋りに夢中になっていたみたいだよ」

 手前の者が前に向かって言った。岩村はK高校に合格した一人だが、彼はK高に入り損ねてここに来た。「ふうん、その子に差し込むのを空想しながら布団の上でやっているんだろなぁ」と応じた者も別の県立に入り損ねた一人である。

「さあ、意外と登校するときに見た赤いランドセルにムラムラして学校のトイレでうんこしながら搾り出してたりして」「その病気は治しようがないからプルトニウムを処方だな」

 英樹は吹き出しそうになった。限度いっぱいまで来ていたのに中腰になってしまったので仕切り壁に散らせてしまった。紙で拭き取ると次に直径が五センチ、長さが三十センチはありそうな塊をペーパーで排水口に押し込んで流した。

 二人に続いて一番前の「個室」に来た者は明らかにしゃがんだまま股間をゴソゴソさせていた。真ん中の二人も片付いたのか水を流して出てきた。

 クラブ活動のために体育館を開けるのは九時からだった。それまでは数学の問題を三問、英語を十行訳した。二年生二人は実家に戻るために不在でもう一人は小説を読んでいた。

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