何となく 何とでも〔43〕
前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m
遠くに関西国際空港が見え、窓の下には紀ノ川が流れる和歌山の街が広がった。高度は二千メートルくらい、そして左に旋回すると金剛・葛城の峰が横切った。大阪空港は南東から北西という滑走路の方向になっていてどうやら南東から入るようである。
プロペラの回転が緩やかになったかと思うとまた速くなったりで着陸前の緊張感が否応なく高まった。自動車道路や住宅地、学校などが手につかめるような高度になってきて、大阪平野の真上にいることが実感できた。
大阪城の天守閣が目に入った。その近くの高層ビルや大阪駅周辺のビル群れを見るとまだ高度は六百メートルくらい、それが淀川を飛び越えるあたりになるとグッと下がった感じがした。
大阪空港に着陸すると、ターミナルビルから少し離れた場所に止まった。タラップと兼用されたドアで地面に降り立つとビルまで百メートルほど歩いた。階段を登ってビル内の長い通路を歩いて到着ロビーへ向かった。
空港に乗り入れるモノレールのところまでひたすら歩く形だった。雨の日に傘を差さずに済むようにはなっていたが、長すぎると感じた。四両編成のモノレールに乗ると大きくユーターンする形で阪急宝塚線と接続する蛍池に向かった。
蛍池を出ると高速道路と併走する感じである。北にはО大学のキャンパスも広がった。千里中央、そして阪急千里線と乗り換えになる山田で降りた。そこからK大学前まで行き、駅を出ると正門である。会場は正門をくぐってすぐの経済学部棟だった。
| 固定リンク
コメント