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2014年4月22日 (火)

Our generation〔26〕

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 羽田に来るときに乗ったのは777で、帰りも同じだった。座席は行きが通路側のD席で、帰りはたまたま右の主翼に面したK席が空いていた。行きはビジネス客で座席は八割程度埋まっていたが、帰りは半分という感じである。

 ターミナルビルを離れて海側の滑走路の南端に移動して北向きに離陸した。右旋回が済むと翼の向こうに羽田、さらに東京の夜景が広がった。もう一度右旋回して関東平野に散らばる明かりが見渡せた。

 採用になっても操縦席にたどり着くまでには幾つもの関門があるということはネットでもわかっていた。まず空港でのチェックインや手荷物の取り扱い、そして学科試験、訓練機、副操縦士として小型ジェットからスタートしても六ヶ月毎のチェック、目標となる747は一ヵ月後には退役し、777が大型ジェットの中心である。

 操縦席では今どんな作業が行われているのだろうかと思ううちに客室乗務員によるドリンクのサービスが始まった。ヒロは冷たいウーロン茶を頼んだ。

 離陸から一時間二十分くらいで、機体が前のめりになって降下が始まった。窓の下に点々と散らばる光が陸地なのか船のものなのかわからないうちに「まもなく着陸します」というアナウンスがあった。

 窓の外に目を凝らすと福岡タワーやシーホークらしいものが見えた。大濠公園のあたりを飛んだらしく、やはり空港には内陸から回りこむんだなと思った。博多湾から真っ直ぐに降りるのは難しくないが、こちらは手に汗握るコースである。

 左旋回が済んで前方のスクリーンに空港の明かりが見えた。高度がグッと下がって軽い接地音に続いてエンジンが逆噴射する轟音があった。ドアが開いてブリッジに出たのは午後九時である。

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