何となく 何とでも〔28〕
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大学入試センターのあるときはいつも寒かった。私は警備担当のほうになって正門に一時間交代で立つことになった。教室担当のときは受験生にものすごく気を使ったが、警備のほうは肉体的にはともかく精神的には楽だった。
年末年始に帰省して次に東京に戻るのは三月に学会の関東部会があるときということにした。全国大会で報告した電子マネーに関する研究は学会誌に載せてもらうためにいろいろと差読者からの要請に応じて手直しした。
朝七時半に管理棟に顔を出し、腕章と赤い警備灯、形態の無線機を受け取って正門に向かった。本職の警備員が正門に立ち、大学関係者のみを通用口から通している状態である。開門は朝八時でそれまでは受験生は中に入れなかった。
門の外には受験生を激励する高校や予備校の先生が並んでいた。受験生も歩道に少しずつ増えているところである。多くは現役生で隣のS高校のようだった。八時にキャンパスに入れても受験会場に入れる次官は限られ、待機する場所に誘導しなければならなかった。
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