何となく 何とでも〔26〕
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大学祭では留学生による日本語スピーチや日本人学生の留学体験談というのもあった。留学生は勧告・中国・フィリピン・ベトナム・タイ・シンガポール・カナダ・ドイツからである。日本からの留学はフランス・オーストラリア・香港だった。フランスに行ったのは剣道部の学生で、ナントという所である。
「私は昨年九月から一年間、フランスのナントというところに行っておりました」
文学部でフランス語を専攻している女の子で、出身は福岡市である。高校はJ高校だった。そこは大学から二キロほど南東にあった。誰かが「何と」と合いの手を入れて隣の者に小突かれた。
「ここでは剣道も行われていて、私も本場からの剣士ということでこのように稽古に加わっていました」
彼女はスライドで剣道着姿の集合写真と稽古の風景を示した。他にもパリに出たときの様子とかもあった。ちょうど地元では有名なK八段が指導に来ていたということでその写真も出た。
留学生の日本語スピーチはカルチャーショックが中心で、韓国の学生は食器を手に持つのは行儀が悪いと言われて育ったのでびっくりしたと言い、最終的には優秀賞はシンガポールの学生になった。
展示では写真部が五十点もの作品を出して最優秀作品のコンテナストをしていた。私はチューリップの花をアップで写したものに投票して「もし植物ポルノ取締法ができたらこの写真は摘発対照でしょうね」とコメントした。なので抽選でプレゼントというアンケートは空欄にした。他には福岡市内のスポットや飛行機、鉄道の写真などが出ていた。
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