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2014年2月12日 (水)

Our generation〔23〕

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 午後六時からの予約で、テーブルは八人がけ四つ用意されていた。若手だけで固まらないようにということで、二人が四十歳以上、あとは大学生である。ヒロは年配のOBの横に座らされた。

「君は大学生なの」

「はい、大学三年です」

「どこなの」

「Q大法学部です」

「おや、じゃあS先生のご指導を受けているんだね」

「実は大学の剣道部には入っていません」

「何ぃ、それはどういうことだね」

 たちまち師範のいるテーブルに情報が伝わった。現役時代にS先生の激しい稽古から隠れていて「○△出て来い」という伝説があったが、本当に隠れている者がいるということで尋問を受けた。

「彼、ずうっっっと年下の女の子にしか興味ないんです」

 同期でH大学に行った者が代わりに答えた。彼も大学の剣道部には入らなかった。

「それは危ないなぁ。道場どこだった」

「姪浜です」

「じゃあ明日の市民稽古始で先生に伝えておかないといけないなぁ」

「たぶんバレテイルと思います」

「うちの大学にもこないだS少年剣道が出稽古に来て、小学生の女の子の元に立っているとやけに嬉しそうにしていたのがいたな」

「それは内偵捜査の必要がありますねぇ。また出稽古に連れて行きます」

「二月の終わりまではセンターとか大学の試験で休みだが、三月に入ったら通常に戻します」

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