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2014年1月23日 (木)

Our generation〔11〕

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 一番最後の時間がテストだった。「保守合同の背景について述べよ」「中曽根内閣の政策について述べよ」「民主党が政権を失った要因を述べよ」の三つからの選択である。ヒロは記憶が鮮明な民主党に取り掛かった。社会人と思われる受講生ならば中曽根内閣かもしれないが、学生にとってはそれは歴史の中の出来事である。

 民主党は「沖縄の基地問題」「消費増税」で国民に約束したことが果たせなかったのが、失敗の原因である。特に消費税に関しては、増税しないと公約していて増税するという「有権者への裏切り」を行った。さらに議員の多くが次の選挙のことしか考えていないという信念のなさも信頼を一気に失った要因である。批判するだけで政策の実務をやっていない党が政権を担うことほど国民にとって不幸なことはない。

 これって右側の視点だなぁ、とヒロは思った。この先生がライトなのかレフとなのか他の者と議論したが、どちらかというとレフトという見方が大勢である。日本史上最悪の総理大臣はハト、K直人、野のトリオという者もいたが、その中でワーストを選ぶとなると、米国との関係をおかしくしたハトだろうとなった。あとの二人は曲がりなりにも日米関係を修復しようとしていたということである。

 ヒロが答案を出したのは始まってから五十分過ぎである。既に三分の二が教室を出ていた。先に出た者がどこにいるか探してみると生協の書籍部である。

「これからどうしよう」

「どっかで軽く飲もうか」

「そんなに予算が、バイトもあるし」

「Y軒はどうや」

 ヒロもY軒に行くグループに加わった。そこは国道三号線に面していて定食は御飯おかわり自由というのが魅力だった。

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