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2014年1月11日 (土)

Our generation〔7〕

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 申込書を渡されて土曜日に持ってくるようにと言われた。帰宅したヒロはパソコンを立ち上げてインターネットを開いた。東大剣道部のサイトを開くと部員紹介があって同期二人の紹介も出ていた。二人とも理科一類だが一人は進級に失敗したらしくそのままである。もう一人は工学部となっていた。段位は三のままである。

 他己紹介としていろいろと面白いコメントがあった。「本当はランドセルを背負っているくらいの年頃の女の子にしか興味ないんだよ」と掲示板に書き込みたい衝動はあったが、それは吸収から出られなかった者のひがみとしか受け取られないと自重した。この二人のあとに続くS高校のものはおらず、同じ市内のЧ高校の者が入っていた。

 二年先輩で神戸のK大学に進んだK先輩は四段を取り、主将も務めた。関西での大会では個人で全国まであと一歩だった。同じ商科大学として東京のH大学、大阪のC大学と「三大学戦」をやっていたが、H大に入ったS先輩との直接対決は実現しなかった。S先輩は算段のままで、三大学戦ではC大学との戦いに出て胴で一本負けしたのを確認した。

 七月には旧帝国大学同士で七大リーグ戦が行われることになっていた。前年はQ大学の当番で大濠公園のそばにある武道館が会場になったが、ヒロは見に行かなかった。結果は震災の逆境から立ち直った東北大学が男子団体制覇である。Q大の女子は三連覇が掛かっていたが、N大にトップを奪われた。

 五月に市民体育館で行われた西日本学生剣道選手権では長崎のN大学と一回戦で当たって敗れた。女子の初戦はK体育大でこちらも歯が立たなかった。六月には地元のS学院大との親善試合で、これも負けた。自分が入っていたらこうはならなかったとヒロは全く思わず、家の近くの稽古で満足していた。

 

 

 

 

 

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