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2014年1月10日 (金)

Our generation〔6〕

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 最初の礼では島田寅之助の「剣は心なり」を唱和した。それから準備体操に素振りである。それから入門したばかりでマダ防具をつけない組、小学校の三年生以下、四年から六年、中学生以上のグループに分かれた。ヒロも面をかぶって中学生以上に入った。定期試験の期間に入って学校の部活がないため、五人来ていた。それに一般の人だが、この日は小5の姉と小2の弟の母親だけだった。中学時代にやって初段を持ち、夏には二段朝鮮だそうである。

 まず切り返し、それから正面打ち、小手・面の連続、小手・面体当たり引き胴、小手・面体当たり引き胴とやってから試合稽古だった。途中から中学生が四人加わった。最初は中三である。まず小手に来たのを面に返した。それから面抜き胴を決め、最後は面を受け止めてから引き胴を浴びた。そこで先生からヤメの号令があった。

 二人目は四月に中学生になった者だった。まず面に来たのを胴に返した。振り向いてさらに面を狙ってきたのを小手に押さえ、そのあとは相手の波状攻撃が続いた。最後にヒロが面打ちに出ると胴を抜かれた。腹の中を風が吹き抜けたような感じで、すれ違ったあとにちゃんと残心を示しているのも確かめた。

 三人目が中二の女子でこれがラストだった。ヒロは相手に打たせるようにして過ごした。最後は切り返しをして礼である。その頃になると社会人で夏に五・六段を目指す人たちが現れた。

 礼の後、小学生の一部や中学生・一般が二十分ほど稽古することになった。夜九時以降は周りの高層住宅から苦情があったりするので、終わる時間が決まっていた。ヒロは先生に呼び止められた。

「八月に四段の審査があるから受けるよね」

 ヒロは高2の夏に3段を落ちて冬に取った。それで四段を受ける資格ができたのは大学二年の冬となった。福岡県では五段までの審査を八月と二月に行っていた。四・五段は高体連の三段と一緒にやっていた。もう高校のときの後輩もみんな卒業してしまったので、不合格で無様な姿を見られる心配はなかった。と思ったら一年下で地元の大学に行った者が四段受けに来るかもしれないと気がついた。

「やってみます」

 会場はQ電力の体育館で夏はエアコンが入ったが、震災以来の節電で暑い思いをするだろなぁと思った。

 

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