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2013年12月25日 (水)

死して朽ちず〔5〕

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 県議会が終わった翌日に早速「定例記者会見」の一回目が行われた。県議会で副知事は選挙期間中に職務代行の代行をしていた総務部長が就任することになった。この人は県庁のプロパーであと一年で定年だった。議会ではK産党が「特定秘密法案反対」の決議を提案したが否決された。彼に対抗しようとする県議会の勢力はK産だけである。彼の得票率は八割を上回っていた。

 発表事項は二つで、一つは「U部空港に747の最初で最後の飛来」だった。A空輸の747の退役は三月末でその前にチャーターフライト「747で山口・秋吉台に」という企画が実現した。どうやら787トラブルの際に彼が落とし前として提案したらしかった。十一時過ぎにU部到着、東京からの乗客は秋吉台に向かい、747が折り返す午後三時までの間に機内の見学と綱引きをやるというものだった。

 もうひとつの発表は「I国基地への艦載機受け入れ前倒し」である。これは沖縄の基地負担を軽減するというもので、「これはやらなあかんでしょう」と彼は関西弁で最後に一言入れた。そして質疑応答に入ってまずA新聞の記者が「知事はJ民・K明・M主と推薦をもらって官軍のような位置であったと思いますが」と訪ねた。彼は「私はキヘイタイのつもりで臨みました。午年ではありますが」と返した。

 さらにA新聞の記者は「特定秘密法案」に対する見解を求めた。彼は「何もかもオープンにすればよいとは思っていません。個人でも銀行のキャッシュカードの暗証番号は機密事項でしょう。民間企業なら企業秘密もらせば懲戒解雇のはずです」と答えた。記者が「個人や企業と国家は違いますが」と食い下がると「まるで国家が個人を抑圧するかのようにお考えの節がある方が多いようですが、個人の人権を侵害するという点ではブラック企業はどうなのか。個人の人権を守るのは法でしょ。その法を執行するのが政府。ホップスの『リバイアサン』が私の国家観です」と言った。

 次にM新聞の記者が「知る権利と秘密のバランスはどうなのか」と問いかけた。「それは適切な取材である限り許されます。高校の社会科の授業では不適切な中身で盛り上がってましたが、最高裁判所が認定したのがすべてだと思います」という答えである。それ以上言うとセクハラになりかねない内容なので原発の話題に移った。Y口県では新設を目指すために海面埋め立て許可の問題があったが、棚上げにするという歴代知事の方針は踏襲するということだった。

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