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2013年12月24日 (火)

死して朽ちず〔4〕

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 H市に泊まると旧市街から日本海沿いに田万川地区まで行き、豪雨被害の酷かった須佐地区、そしてリンゴ園の被害があった徳佐を経てY口市に戻った。三日目はY口とH府を中心に活動して四日目がS南である。ここは工業地帯でもあり、都市型の選挙も意識する必要があった。それから山間部を経てI国に入った。彼は各団体を挨拶して回るという手法を取り、あとは選挙カーでさらりと流した。一番の問題は米軍基地である。

 I国からY井にはJR山陽線の電車で移動してエコロジーをアピールした。本当は提供される車が変わるというところだった。島にも渡ったりして県内くまなく回っているとアピールすることも忘れなかった。県東部を終えると再びY口市に戻り、次はU部である。ここも都市であるし、有権者数は無視できなかった。もちろん団体への挨拶周りもこなした。M祢・O野田と回ると再びS関での遊説である。

 K産党の候補には参議院議員や党首まで応援に入ってきた。彼を当選させたら「総理の独裁を許すことになる」というキャンペーンは逆効果だった。中盤の情勢では彼の支持率は八割近くに達していた。投票一週間前の休日はS関・U部・H府と回り、最後の土曜日にはY井とS南を回って新Y口駅前で締めくくった。移動しながらのツイートも五万前後のフォロワーに恵まれ、県外からも応援の声が寄せられた。

 NHKの大河ドラマ「八重の桜」が始まると同時に当選確実のテロップが出された。彼の選挙事務所はY田温泉の空き地に作られていたが、早速集まっていた支持者から拍手が起きた。彼は「前知事のことを考えると」として万歳三唱はしなかった。テレビのインタビューでは「県政に全力で尽くす」とのみ応え、相手候補の「脱原発」「特定秘密法反対」に関しては言及しなかった。

「できる限り私からの情報発信は行うこととします。本県の知事会見は月一度でしたが、他見では県議会時以外は週一回となっていますので、今月末から始まる議会が終わりましたら早速行うことといたします」

 それは県庁記者クラブにいる私にとってネタが楽に集められる格好のチャンスだった。彼が実はかなり個性的であることを感じていたので、発表事項よりも質疑応答が楽しみになってきた。

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