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2013年11月25日 (月)

その先へ飛ぶこと〔48〕

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 トモヒロは都営三田線の大手町から三田へ行き、都営浅草線に乗り換えた。東京に住んでいた頃、出張旅費の精算ではモノレールで羽田に行ったことにしていたが、実際は京浜急行にしていることも多かった。モノレールよりも京浜急行のほうが安いのだが、その場合はJRと品川で乗り換えた。都営地下鉄は京成電鉄と京浜急行をつないでいて羽田と成田の両空港の移動にも使えた。

 都営浅草線の電車は京成から京浜へと直通する車両である。トモヒロは一番後ろの車両に乗り込んだ。羽田空港では第一ターミナルは後ろからが便利である。エスカレーターで地下のホームから改札、さらに三階まで一気に上がるエスカレーターに乗った。S航空のカウンターに行く前にターミナルビル中央の吹き抜けに面したところで家への土産を買った。

 ターミナルの一番端まで歩いてチェックインをするとセキュリティゲートをくぐった。今度は右の窓側である。第一ターミナルビルに頭を突っ込むように並んだJ航空の機体は端っこが小型の737やMD、それから中型の767、中央部には大型の777に747という具合で並んでいた。747にはディズニーが描かれた。A空輸のほうはポケットモンスターである。トモヒロの乗った飛行機は滑走路の北端でユーターンして離陸した。

 横浜や東京の西部を除くとあとはずっと山岳地帯だった。高度がだいぶ下がって来ると窓の下に海岸に張りついた山口宇部空港が見えた。周防灘の海面がぐんぐん迫って左に旋回すると新門司のフェリーターミナルが目に入った。下が海面から空港の埋立地になり、滑走路に接地した。ターミナルビルの位置は空港島の南のほうだった。到着口を出ると小倉駅行きのバスに乗り込んだ。

 バスはトモヒロの他に6人ほど乗せると発車した。かなり多くの人が空港の駐車場に車を置いて利用しているようだった。バスは島と本土をつなぐ緑色のアーチ橋を渡った。そのまま山のほうに進んで高速道路に入ると小倉東インターというところで都市高速に入った。三十階建てのホテルが目に入ると小倉駅は間近である。市役所の横には赤や黄色で彩られたショッピングセンターがあった。

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