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2013年10月20日 (日)

ロンゲストマーチ(50)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 三年二組の教室は特別企画の体力測定の部屋になった。それで机と椅子は五組ほど残され、後は体育館まで移動である。三年二組は四組とペアでクラス劇を行うことになった。これは一日目の午前に講堂で行った。「ロミオとジュリエット」である。栄作は切り合いになったときの相手役で胴を抜かれて倒れるということになった。ロミオをやるのは四組の岡部である。

 ジュリエットはS中出身の山中さんだった。彼女も中学では剣道部で、高校ではラグビー部のマネージャーになった。最後にロミオがジュリエットに折り重なって倒れようとするのを阻止するのも栄作の役である。他のクラスは「宮本武蔵」とか「空海」を取り上げていた。

 机の移動が済むと校内の大改造が始まった。玄関横にある「文化祭まで あと1日」の表示板の前を三枚のパネルが運ばれて門の外からもよくわかるように建てられた。このパネル製作の係長は広川である。水色の色紙に赤で巨大な鳥が描かれ、右下に「84年 文化祭」という文字が黒で入れられた。

 三年五組の教室には空き缶で巨大なピラミッドが作られた。ゴミ問題を訴えるということで空き缶を持ち寄ったのだが、十六個単位のブロックを10段も積み上げるとさすがに迫力があった。

 化学教室は「チャリティバーゲン」の会場となった。五月に入ってから火曜日の朝礼ごとに特別企画のバーゲンセール係長は「助けてください」と泣き落としを務めた。どういうわけかバーゲン係長は三年連続東大に進んでいて、今年の係長も学年トップを保っていた。栄作はお歳暮でまだ開けていない紅茶の缶を持っていった。

 応援団室に上がるところにある階段の横はESSでクロスワードパズル、その隣は考古学部が栄作が住んでいるところの近くから発掘された遺跡を展示していた。さらに鉄道研究会も模型を走らせるコーナーを作ってなぜか新幹線とSLが同じ線路を走った。新幹線は八両編成で、SLはC62が六両の茶色い客車を牽引した。

 書道や美術、写真もそれぞれの作品を展示した。さすがに幼い女の子はないだろうと思ったが、写真部で一枚ランドセルを背負った低学年の女の子が土手を歩く後ろ姿を写しているものがあった。

 

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