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2013年10月10日 (木)

ロンゲストマーチ(40)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

「新しい応援歌とかどうなんでしょう」

 栄作は甲子園でいろいろな応援がされているのを見てK高も何か作ってみてはどうかと思っていた。

「軍艦マーチを元にしたのを考えたけど・・・不愉快という人もいるんだよなぁ。軍国主義を思い出すとか言って」

「ノリのいい曲だと思いますが」

 先輩は作詞したのはこうだと口ずさんだ。「攻めるも守るも青空に 吾らの旗は揺るぎなく 足立の山にこだまする 健児の声は敵もなし がんばれK倉 ○○倒せ 行け行けK倉 勝利を目指せ」

「選手毎に応援歌を変えてみるのはどうでしょう。宇宙戦艦ヤマトとか」

「あいつはどう感じるかな」

 二年生のレフトが大和だった。試しにやってみるとなるとブラスバンドにも協力してもらわなければならなかった。

 日が落ちるのが早くなって街は闇に包まれかけていた。踏み切りの遮断機が下りて大分に向かう特急「にちりん」が通り過ぎた。

「中田は文系・理系どっちにするんだ」

「どうも数学が・・・文系にします」

 栄作は数学がどうしても得意になれなかった。数学の担任は応援団の先輩で、栄作はいつも難問を割り当てられた。国語や社会は点が取れたが、440人中順位は200番前後だった。

「数学が出来たら選択の範囲も広がるけどなぁ」

 先輩は50番前後の位置にいた。理系クラスに行って医学部ということを考えていた。Q州大学の医学部は10番前後にいないと苦しいが、Y口大・N崎大・S賀大・K本大は十分狙えるところである。文系ならはQ大は100番くらいまでが射程に入った。

 

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