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2013年10月18日 (金)

ロンゲストマーチ(48)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

「予算の配分も文化部のほうから体育部偏重だという批判あるんだよねぇ」

 生徒会長が呟いた。三浦はギターをやめて「一度ゼロベースで見直してみるのはどうだろ」と応じた。三浦はESSだが、どういうわけか「エキサイティング・ソフトボール・ソサエティ」になっていた。

「そこはどうしても既得権益の壁になってしまうんだよね」

「どこの部も予算足りないというのは同じなんだよなぁ。あっ、そういえばハンドボール部作りたいという話出ているんだけど」

 体育部幹事会議長がナップサックから紙切れを取り出して生徒会長に渡した。

「申請書 ハンドボール部を結成したいので届出いたします 昭和五十八年十一月一日 一年二組 国広 一年七組 浜口 」

「その二人、N中じゃなかったかな」

 栄作が三浦に声をかけた。彼は「国広君から相談受けたけど、それは体育部幹事会にと伝えた」と答えた。

「いきなり部ではなくて同好会として活動、一年たって部に昇格というのが規約なんだよ」

「練習場とかどうするつもりなんだろ。応援団のやっているところ。ハンドボールにも使っていたよね」

 生徒会長の言葉に栄作は「これからオフに入るけど、その間だったらいいかな」と答えた。ただし他の団員とも話しをしておかないと駄目である。

「部室が問題だけど、何か国鉄が余った貨車を売って倉庫とかに使ってはという宣伝をしているらしいよ」

 生徒会長は鉄道にも詳しくて鉄道研究部の者とも仲がよかった。

「それはいいアイデア」と体育部幹事長が言った。

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