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2013年10月21日 (月)

ロンゲストマーチ(51)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 机の移動が片付いてしまうと三年生のクラス劇の練習が順に行われた。栄作が唯一登場する切り合いのシーンでは木刀に銀紙が貼り付けられた。「平家物語」で清盛の父がそんなことをしたのがヒントである。なぜかロミオの喧嘩相手が逃亡して栄作が切りかかるということになった。

「なぁ、あれって逆じゃない」

 左わき腹から右腰に切られた栄作は練習のあとで岡部に言った。彼は「どっちでもいいだろ」と答えた。三年になってから剣道の先生は若い先生に交代し、授業も部活もシビアになった。授業では竹刀の手入れが厳しく言われ、緑色の竹刀袋を持ち歩く剣道選択の一・二年生が目に付いた。インターハイ予選で団体は北部地区予選で終わったが、岡部は個人で県予選に進んだ。

 校舎は飾り付けで華やか。な雰囲気になった。午後6時からは「みんなで歌おう」のリハーサルである。本番は午後一時から2時間なので、こちらも終わるのは午後八時だった。この半年、栄作はずっとドラムに掛かりきりだった。

 選曲のなかで一番問題だったのは吉川晃司の「モニカ」だった。 Oh thanks thanks thanks thanks MONICA の発音が セックス と聞こえてしまうということで、頭の固い先生からは認められないのではないかという心配をクリアするために、ボーカルの中で一番発音のいい辻のマイクのボリュームをマックスにして講堂全体に強く響かせる。そうすることで会場の中から SEX SEX SEX SEX MONICA とふざける者がいても抑えられるという案が採用された。

 前半はハードな曲だが、後半は落ち着いた曲というのが「みんなで歌おう」の伝統である。一番最後は「ケサラ」という曲で、本番ではステージにみんなで駆け上がり、幕が下りるという終わりかただった。グレーの上下の上は脱いで演奏したが、尻の周りは汗で黒くなってしまった。

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