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2013年9月23日 (月)

ロンゲストマーチ(23)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 放課後のクラブは午後4時半に武道場に上がって着替え、栄作が準備体操と素振りの号令をかけた。素振りは前後30本、左右30本、跳躍50本である。8月に昇段審査を受けたが、哲也と大塚は合格、栄作は不合格だった。500人受けて合格率は7割、大人はフリーパスになっていたが、中学二年では半分が落とされた。

 二月に再挑戦となるが、ときどき稽古に来る剣道連盟の先生からは最初の構えや打った後の姿勢で問題になっているのを指摘された。斎藤・平田・小松も12月には一級挑戦で合格したら一緒に初段を受ける状況である。一年生の経験者3人も六月に一級を合格していた。

 キャプテンになった岡部が「黙想」の号令をかけた。隣が副キャプテンの大塚である。夏の中体連では個人で市大会まで進んだが、一回戦で敗れた。団体のほうは区の大会の三回戦で敗れて市には進めなかった。大塚は夏休みの間に山口県のほうで個人の試合をして賞状をもらっていた。

 栄作は大塚の隣で、それから斎藤・平田・小松と並ぶのは同じである。一年生は福原が一番左だった。初段を受ける前に紐は白から紺に変えた。防具は授業用の安いものだが、胴だけは選手になると茶色ベースに金色の校章が入ったものを着けられることになった。その選手選考は土曜日の部内試合で決まる予定である。

 哲也と大塚、それに栄作と斎藤は7人のメンバーの核になっていた。あとは福原と一年生の経験者も有力である。平田と小松、それから一年生の初心者のうち二人は力をかなりつけていた。一人は行橋から来ている者である。面を被ると合わせて十六人が一つにまとまって回ることになった。

 切り返しは二回、それから正面打ち、小手打ち、小手・面打ち、小手・胴打ちは新しいメニューである。鍔迫り合いの状態から引き技四本は相手にどこを打つか告げてという形だった。面に対する技、小手に対する技、それが終わると各自相手を決めて地稽古である。哲也、大塚、栄作、斎藤が上座のほうに立った。

 哲也には平田、大塚には小松が、そして栄作には福原が最初についた。最初の一本は自分が取るという気持ちで臨んで、まず面に対して胴を返した。小手を狙うのか面に飛ぶのか、さあどうしますと問いかけながらの立ち上がりだった。次に小手を狙ってきたのは小手・面で返した。

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