« 東日本大震災(2104) | トップページ | 東日本大震災(2105) »

2013年9月14日 (土)

ロンゲストマーチ(14)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

 午後一時から体育館でクラブが始まった。着替えは廊下でやり、金曜日の剣道の授業のあとで防具も教室前に移動させていた。7月になってから面をかぶるようになったが、面金の周りや紐が白いのは公式試合に出るには少し貧弱だった。10月のはじめに一年生大会で初めて試合に臨んだが、栄作は一回戦で胴を二本取られて敗北した。

 三年生は7月の大会で引退したが、二人が時々参加して一番前に座った。二年生は主将ともう一人が8月に初段を取ったが、副キャプテンは不合格、あとの3人は一級である。一年は一番左に座る大塚、その隣の岡部が一級だった。岡部は一年生大会で準優勝まで行った。

 準備運動をして前後の素振り30本、左右面の素振り30本、跳躍素振り50本をすると面を被った。最初の頃は鼻がかゆくなったりして困った。授業のとき面金の間からシャープペンシルを差し込んだ者が間違って鼻を突いて流血騒ぎを起こした。ちょうど偶数なので、切り返しから一人も余ることなく進んだ。

 切り返しのあとは正面打ち、小手・面、小手・面体当たり引き胴、鍔迫り合いから引き面二本、引き小手と引き胴を一本ずつとやると面に対する技、小手に対する技である。栄作が初めての試合で取られたのは面を打って行ったのを受け止められて胴に返されたのと、面を防ごうとして胴に変化されたものである。

 引き胴も面に対して胴を打つのも先輩や大塚・岡部からは痛い思いをしたことはなかったが、斎藤・平田・小松からは脇の下や腰骨のあたりに外されてあざが出来たりした。栄作も相手に痛い思いをさせてしまったが、外す率は少しずつ低下していった。経験者の着けている胴は作りがしっかりしているが、授業用のものは正確にヒットしても衝撃がきた。

「では10分休憩のあとは練習試合、新人戦の選考も兼ねるので気合入れて。まず一年の初心者同士で、上位3人が選考に残ります」

 キャプテンと副キャプテン、そして初段の3人は団体のメンバーが確定していた。レギュラー5人に補欠二人を選手登録するのだが、残り4人の枠も大塚と岡部が有力視されていた。二つの試合場で、審判は三年生二人と二年生4人でまず一年生4人を見ることになった。抽選でまず斎藤と小松、栄作と平田という組み合わせが決まった。

|

« 東日本大震災(2104) | トップページ | 東日本大震災(2105) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ロンゲストマーチ(14):

« 東日本大震災(2104) | トップページ | 東日本大震災(2105) »