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2013年8月21日 (水)

三島由紀夫「豊穣の海」新潮文庫

四部作 「春の雪」「奔馬」「暁の寺」「天人五衰」で構成されています 後ろ二つは若干ページが少ないですが・・・ 二十歳で死んで次々生まれ変わる主人公と その4人と関わり続ける副主人公 本多 を軸に話が進んでいきます

まず 明治の終わりが舞台 学習院に通う 松枝公爵家の嫡子と本多 松枝は皇族の許嫁に手をつけて妊娠させちゃいました その女の人は堕胎して出家 それを追いかけた松枝は奈良にある寺の前で門前払い 本多が東京に連れ帰りますが 肺炎を起こして死去

次が昭和7年から8年にかけて 松枝が生まれ変わった飯沼勲 剣道三段の有望選手だったのが 右翼運動にのめり込んで 財界人暗殺計画を・・・ 裁判官になっていた 本多が 退職して弁護士になって 刑を逃れさせることに成功したけど 結局 財界の中心人物を刺殺して 昇るを想像しながら 夜の海を見下ろす崖の上で切腹

飯沼の生まれ変わりは タイの王女 本多との接点は少ないです 「日本に連れ帰って」とすがりつかれたけど そのまま帰国 王女様は 蛇に噛まれて死亡 そして最後の巻では 安永透という 海に関わる仕事をしていた者を本多が養子に ところが 虐待を受けるのよね 本多さん 若い男女の交接を覗き見してしまって 「元裁判官で八十歳の」という汚名を

ラストでは 死が近づいたと悟った本多が 奈良の寺に向かいます 松枝が会えなかったお方に・・・ なのに「私は知りません 人間の記憶ってものは」と あれぇ 何これ? 今までのストーリーをぶち壊しじゃん というか・・・ もしかして・・・ もしかすると・・・ もしかしたら・・・・・・・・・・・・ 認知症になってしまったのかも

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