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2013年7月20日 (土)

枯れた街(11)

前回までの内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧ください m(_ _)m

Img037 航空貨物の施設の外にはコンテナが並んでいた。コンテナ越しに真っ白な垂直尾翼に赤い丸、胴体には赤と金のラインが入った747が見えた。村山総理がアメリカに行って帰ってきたところだそうである。

「ゴルゴ13だったらコンテナに隠れて狙撃するかもね」

「お前危ないなぁ」

 経営コンサルティング部の二人がそんなことを言い合っていた。屋外に並んだコンテナの多くは空のもので、飛行機に搭載される前のものが行き先別に仕分けされるところを見せてもらった。それは全てコンピュータによって管理され、コンテナの番号によって読み取られたデータに基づいて飛行機の行き先を分けるそうである。

 747にはLD3という1500キロまで積めるタイプが三十個まで搭載できた。767のコンテナは胴体が少し細いため、別のタイプのコンテナで、一機当たりの最大は約三十トンだった。年末にはA空輸が受け取るという新型の777はLD3が四十四個積めるそうである。それは胴体のくびれた部分が747よりも少ないという理由だった。

 コンテナの仕分け設備を見た後は再びマイクロバスに乗せられてA空輸の整備場へ移動である。場所はターミナルビルのあるエリアの南で、バスは駐機場をひた走った。途中、ターミナルビルに頭を突っ込んでいる「クジラのジャンボ」がいた。サービスとして貨物を積み込んでいる様子がよく見えるようにバスは横に回りこんだ。

Img038 胴体後部の貨物ドアが開いてコンテナを出し入れするリフトがついた場面、胴体前方の貨物ドアではコンテナを下ろしているシーン、それぞれ一枚ずつバスの窓越しに写真を取った。

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