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2013年6月29日 (土)

その先へ飛ぶこと(18)

前回までの 内容は「文化・芸術」のカテゴリーでご覧くださいm(_ _)m

「ずいぶん広いですね。長さはどのくらいになるでしょうか」

 S学院大の先生がトモヒロに尋ねた。

「貨車一両の長さは60フィートくらいあります。これが二十両ですね。東海道だと二十六両つなげるように工事をしましたが」

「一両が60フィートとすると約二十メートル、コンテナも色んなのがありますね」

「一両に五個積めるのは日本独特の規格で五トンコンテナ、略称ゴトコンと言ってます。重さは箱も含めて一つ七トン、貨車は15トンくらいですので、フルに積むと一両五十トンです」

「すると全体だと1000トンくらいになるわけですね」

「長さが20フィートのタイプは一両に三つ詰めます。これが国際海上コンテナの標準ですが、最近は40フィートが増えてますね。日本の貨車だと中途半端になってしまいますが、アメリカではそれを二段積みして運んでます。電化されてないから上の架線がないというのが強みになって」

「Y運輸とかN通運のものはずいぶん長いですね」

「それは三十フィートで二個詰めます。宅配便業者には三十フィートはトラックと長さが同じこともあって使いやすいようです」

 貨物駅の事務所ではペットボトルのお茶も出してもらい、係員から説明を受けた。これらの費用については九州部会の予算から出したようである。

 係員のコンテナに関する説明はトモヒロがしたのと同じだった。田村先生からは博多港のコンテナヤードと駅の間の輸送について質問が出た。わずか二キロ程度だが、船と列車の間はトレーラーで運ぶしかなかった。北九州市役所の人は太刀浦や田野浦のそばに貨物用の線路はあるが船の横まで貨車という仕組みにはなっていないと言った。

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