大阪感情線物語(36)
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相談部の先輩は大学の北西に住んでいて歩いて通えるところだった。近くのスーパーで夕方になると貼られる値引きシールを待って買い物である。待避線に入ってきた電車は行きと同じく新型だった。今度は先頭車両に乗り込んだ。
天王寺から大阪はループの外回りに乗り、梅田から西宮北口まで特急、西宮北口では特急を待避する普通に乗り換えた。家に帰り着いたのは午後六時である。夕食はオムライスだった。
夜九時を過ぎると金融関係に行った卒業生からの電話が来る状態だった。製薬関係は興味ないのかと両親は言っていたが、MはT薬品やS製薬などには資料請求すらしなかった。大学の近くにはY製薬の本社があったが、同様である。
相談部の先輩ではD生命の他にМ銀行、D銀行、S信託銀行、М信託銀行、F火災。ゼミではS銀行、F銀行、N生命、T信託銀行、Y火災に行っていた。「話し中」の状態でどこと話していたのかという人もいた。
公務員試験が日にち決まっているのに比べて民間はいつ動くのかというのでピリピリしている感じである。どこで待ち合わせるかとなると梅田か難波だが、Мにとっては梅田が便利だった。
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