下り坂(138)
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「そういえば I君 剣道から離れてしまっているけど こっちにはかわいい女の子が増えているよねぇ」
まだ危ない方向に話は進んでいた。入会して半年の小学一年の双子の姉妹がいてその父は三段の警察官である。警察の審査は一般とは別に行われていた。
「それは・・・あっ 他にも独身の方が」
「飛行機に乗る女の子がイッパイいる会社では捕まえるの難しいかね」
哲也に矛先が向いた。哲也は「部署は全く違うのです」と応じた。
「しかし、女の子一人捕まえることもできないで、どうして大事な仕事任せられるのかな」
これは挑発に乗らないようにした。ボーイング7X7のXが8となったのだが、納入はまだ見込みが立っていなかった。
「しかし、ちっちゃい女の子の元に立つのが上手なところみると、ん? もしかして幼い女の子にしか興味ないのかね」
さすがにこれはカチンときたが、切れたら大変である。見かねた別の先生が「まあまあ」と言って酒を勧めた。
「でも双子の姉妹だったら あっ 離れすぎか 中学生くらいなら許される年の差かな」
「だから それも危ないです」
そうして先は記憶がなくなっていた。政治の話にまで行ってしまって「いっそのこと靖国神社に火をつけてしまうのも」と言ったかもしれなかった。そしたら段位だけでなく日本国籍も剥奪である。
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