何となく 何とでも(12)
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大会2日目はシンポジウムをやって閉会になった。午後5時半に会場を出ると各々家路についたが、私は福岡空港から帰る人たちを見送ることにした。天神での地下鉄乗り換えはやはり不満たっぷりである。乗り換え用の改札機でないと回収されてしまうと注意したのに1人回収されてしまった。学者って粗忽だなぁと誰かが自嘲気味に言った。
福岡空港でのチェックインを済ませると夕食の場所として私はターミナルビル3階にある駐機場に面したレストランへ案内した。窓に向かって並んで座る席は正面にA空輸の747が止まり、胴体の下にコンテナを積み込む作業の真っ最中である。しばらく待たされて座ったが、R大の人は「飛行機ヲタクにはたまらん場所ですな」と言った。
注文はカレーのセットにした。隣に座ったT商科大の人は「ここはコンパクトでいい街じゃないか」と言った。「永住してみたいですか」と水を向けてみると「九州もいいかも」と返ってきた。747に通じるブリッジの中を乗客がドンドン歩いているのが見えた。次の金曜日の夜には私もその中の一人になる予定である。
セキュリティチェックのところで別れたあとは、地下鉄で家に戻った。シャワーを浴びて洗濯機を回し、脱水が終わるまでテレビを見て過ごした。「福岡で女の子捕まえて永住するのもいいんじゃないの」と昨夜の懇親会で言われたのが耳によみがえった。
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