何となく 何とでも(11)
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午後4時から1時間ほど総会が行われた。新規入会者の紹介、学会賞の公表、これは書籍や雑誌論文の中から選ばれるものである。5年以内には取れるようにしたいと思って、少しずつファイルを作っていた。それから決算の報告があり、拍手で承認。最後は来年の全国大会がW大学で行われるということ。
それから文系棟の16階にあるレストランで懇親会だった。この建物は法・経済・文学部の教員研究室や事務室が入っていた。レストランは南北に2つあり、学会の貸切になっているのは北側だった。窓からは福岡タワーに高層ホテルとドームが見え、福岡空港に着陸する飛行機も南側からの着陸のせいか近くを飛行していた。
最初にF大学の学長からあいさつがあった。この人の専門は経済学の交通論である。それから学会の会長の音頭で乾杯し、バイキング形式の料理に群がった。大学院の先輩で出席しているのは中部エリアのN大学、中国エリアではH経済大学、関東はJ大学、R大学、T商科大学などである。恩師は別の用ができてこちらには来なかった。
誰もが自分の大学がどうなるのか不安を抱えながら過ごしていた。少しでも経営状態の安定した大学に移れないかというようなことばかりで、学生を集められるネームバリューはやはり国公立だなという話の流れである。学会でも中心になっているのは東京と大阪の国公立大学の人だった。
肉料理やピラフ、デザートのケーキまで食べつくしているうちに外は真っ暗になり、美しい夜景が広がった。どこで2次会にしようかということで天神に出ることにした。こちらに来た人たちは天神の近くにあるNホテルに泊まっているので地下鉄で移動できた。小さな車体のこの路線と先にできた空港直通の路線が離れているとみんな口々に駄目だしをした。
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